1年目の終わりに思うこと part1

出張でシアトルに来ている。ようやく自分の時間が出来たので、だいぶ時間が経ってしまったが少しこの1年とそれ以前を振り返ってみる。ほぼ自分のために書いている。もう時効だから書いてもよいかと思って色々書いてみる。

昨年の2月から今の現職で働いている。たった1年だけど、時間的にはより多くの時間を費やしているように思う。気分的には3年くらい。未来を先取りしているようなところも正直ある。時間が早いのは実は仕事だけではなくて生活や家庭面での変化も大きい。特に個人の時間の取り方もそうだったりする。そしてこれら全部合わせて、非常に多くの事が変わった。

最初は正直かなり不安だった。今まで所謂外資企業で働いたことはない(そういったところとも明らかに違うのだけども)。加えて、今までのような職種ではなく、よりお客さんのところに行く回数が多い。自分がアジャストできるか、というのもあった。細かいものであれば色々ある。英語とかも勿論。今となっては、もういいや・どんとこーい!で飛び込んだ感じでそれが結果的にまわりが助けてくれたのでよかったのかも。

実はAWS(正確にはAmazon Data Service Japanだけど)で働くことを考え始めたのは、ずいぶん前にさかのぼる。まずは最初にそのあたりを書いてみたい。意識したのは小島さんが転職した時なので2009年12月。最初に考えたのは多分2010年の3月あたり。クラウドコンピューティングが全てではないことは勿論理解しつつも、分散コンピューティングを中心としたテクノロジでサービスを展開するAWSは、非常に多くの事が実現できる・今までやれていなかった事を出来る可能性を感じていたし、何よりとても面白そうだった。そこから色々調べた。AWSの持つ文化、何を今まで実現してきたか、何が違うのか、強みは何か、弱みは何か、そこで働く人はどんな人か、お客さんはどうして使うのかなどなど。調べれば調べるほど違うと感じた。そもそもITの会社じゃない。発想は小売りの地をいくような考え方でITを使っているだけ、そう思った。実際今でもそう思う。でも何よりその技術の素晴らしさ・方向性には感動した。

実際に動き出したきっかけはUSから今と同じ職種(といっても全然偉い)のPaulが日本でトレーニングをするので、それを受けたとき。トレーニングの内容は結構知らない人にとってはハードだったように思う。EC2からVPCまで一通りのサービスを2日間でやりきるというものだった。でも予習をしていたので、自分だけ知りたくて質問しまくった。そろそろいい加減にしたらってまわりに変な目でみられても気にならなかったw。

受けるのを決めたのは忘れもしない、沖縄での休暇中。勿論誰にも話してはない。嫁に転職したいという話をするのが裏の目標で沖縄に旅行に行った。はっきりいえば家庭内プレゼンであるw 長い交渉の末オッケーをもらった。そのときに、TwitterのDMが小島さんから来ていた。

AWSをうけてみませんか?

なんだか何かにひっぱられていると思った。とはいえこのチャレンジはしてみるべきだ、そういう直感があった。

(続く)