最初の一歩


まずはHello Worldで基本的な動きをつかんでみましょう。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.0 Transitional//EN" "http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/xhtml1-transitional.dtd">
<html xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml" xml:lang="ja" lang="ja">
<head>
<meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=UTF-8" />
<title>Hello</title>
</head>
<body>
Hello&nbsp;World!!!
</body>
</html>


このシンプルなHTMLをPageクラスとマッピングさせてみましょう。
HTMLの方は簡単です。Mappingして動的に変えたい項目にidをつけたタグを
振るだけです。


<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.0 Transitional//EN" "http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/xhtml1-transitional.dtd">
<html xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml" xml:lang="ja" lang="ja">
<head>
<meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=UTF-8" />
<title>Hello</title>
</head>
<body>
Hello&nbsp;<span id="name">World!!!</span>
</body>
</html>


これをただ単にブラウザで見るとHello Worldと表示されます。
ではこれに対応するPageクラスを作成しましょう。
Pageクラスを作成するときには、EclipseプラグインDoltengを使うと便利です。
Doltengは下記サイトから取得できます。)


http://eclipse.seasar.org/updates/3.1beta/



Doltengをインストールして、Ctrl+5を押してみましょう。
なにやらダイアログが表示されます。このダイアログでPageクラスを作成することができます。
DoltengではHTMLの内容を読み込んで、Pageクラスに必要そうなプロパティを
自動的に追加したPageクラスを作成してくれます。
また、QuickJUnitにおけるCtrl+9でテストクラスへの移動が出来るように
Ctrl+5でDoltengではPageクラス←→HTML間を移動できます。
(Pageがない場合にダイアログが表示されPageクラスを作成するかを聞いてきます。)


ではPageクラスのプロパティnameに"Seasar2"と入力しておきましょう。

package examples.teeda.web.hello;

public class HelloPage {

	private String name = "Seasar2";

	public String getName() {
		return name;
	}

	public void setName(String name) {
		this.name = name;
	}

}


これで準備は整いました。
Tomcatを起動して、localhost:8080/teeda-html-example/view/hello/hello.html
というように表示してみると

Hello Seasar2


と表示されます。
このとき何が起きているのでしょうか?
ひとつひとつ見ていきましょう。


まずTeedaの基本は全てidです。
idでマッピングされない項目は、動的な処理を行う集合(コンポーネント)として
みなされません。idがない場合全て単なるテキストとして処理されます。


上記の例で言えば、spanタグにnameというidをふることで
あ、このタグは動的な値を扱うのだとTeedaは解釈します。
idの振り方には規約がありますが、それはこの後一つ一つ見ていけば
すぐに覚えられます。また、そのリファレンスも十二分に準備する予定です。



(続く)