Restletについて


竹添さんのところで、Restlet本について反応いただいてます(ありがとうございますm(_ _)m)。
で、Restletはそんなに使われているのか?という質問がされてますが、個人的にはそこまで使われてないってのが正直なところ。


理由としていくつかあげられると思いますが、ひとつにはRestletを使うためのパラダイムシフトが必要な点が
あると思います。Restletを使うにはRESTの概念、RESTでのリソース設計などが求められるうえ、
通常のWebアプリケーションを意識しているとかなり考え方にずれがあるんではないかと思います。


もうひとつは仮説ですが、Roy Thomas Fieldingさんの「Architectural Styles and the Design of Network-based Software Architectures」の
Chapter5を検証してみるためのコードベースがオリジナルの思想としてあるのではと考えています。
そのため厳密性がかなり優先されており、従来のWebアプリケーションデベロッパーとのやさしさ親和性というか入りやすさという点では
実は高くないかもしれないんじゃないかと思います。


(追記)RESTでアプリケーションを作る際には従来なWebアプリケーションとの統合みたいなのが上手にできるのかが
課題なんじゃないかなあと思うわけですよ。


RESTに対してのそこそこの厳密性を維持しつつ、従来のServletベースのWebアプリケーション開発者などにも違和感無く使えるってのは
(いまのところ)かなり難易度が高いんじゃないかとは思います。今のままならば、という前提ですが。
RESTアプリケーションの作り方、これが結構テーマになるのかなあと。


このあたりは実はプリンスの降臨待ちだったりする。。。。w