互換性はとっても重要。

Spring自体も2.0から2.5になるにあたってすごく変わったというのに互換性をとってきています。
互換性を取りながら進化させる苦しみはかなりのものだと思いますので、Springが支持されているのはこういうところに
決して手を抜かないという部分ですかね。単純に製品として優れていればそれが勝つということはないというのは歴史が証明していますし。

http://d.hatena.ne.jp/shin/20080821/p3

この辺は単純に同意します。
互換性の維持ってすごい大変な作業な上になかなか100%やれないのが実情ですが確実にこなすべきポイントです。
また、出来るだけ小さく保てば、互換性維持もやりやすくなるかなと思っています。
そのためには、「維持している互換性はここです」、というのを別プロジェクトとしてテストで表現するようにして
どの互換性は保障しているのかを明らかにすべきかなあと考えています。

ですから、オープンソースフレームワークは今後も性能そのものよりこのフレームワークが何を解決したいのかなど、
どういう考え方なのか、根本的な思想がぶれないことが大事だと思います。あらゆることに対応は出来ないのだから、
無理して肥大化させずに得意な部分を延ばしていってほしいものです。そういう意味で小型にして汎用化を狙うT2はなかなか面白い。
JAX-RSと激しく競合しそうな内容ですが。個人的には検索しやすいように改名してくれるのが一番の望みだったりします。
プロダクトそのものの質は悲観していません。薄いことによって修正や拡張が容易だと思いますので。

(中略)
そのときのフレームワークの主流は何になるでしょうか。

http://d.hatena.ne.jp/shin/20080821/p3

何を解決したいかは大事だと思います。
下手に肥大化させるより、部品としての位置づけをkeepしつつ、組み込みやすい形を維持したいと思ってます。
ちなみにT2は改名というか、本名はTeeda2なんですが、まあそれについてはちょっとお待ちください。


フレームワークは今後どれか一つが流行るというより、より適材適所にむかっていくと思っています。
つまりどういう特徴を出したいか・どのような案件・どのようなドメインに適用するかで、
使う道具を適切に選ぶ目が重要になるんじゃないかなと。