Architect also implementsなのだ。


アーキテクトとか言うと何様的に思う人もいるかもしれませんが、全体構成を決めるという
意味でアーキテクトは重要なロールです。ロールなので実体が誰であるかはともかくとしても。


アーキテクチャとは何か、その深淵な話題に自分が触れられるほどのもんだとは
とても思えないですが、下記の平鍋さんと萩原さんのお話は読んでおくべきことだと感じました。


実際にXPなどの手法でアーキテクチャは段階的に育てていく人と、ある程度初期から形を作りこむ人といますが、
実際に作るときにはそのバランスを取るはずです。
アーキテクチャを決めないで実装の結果をアーキテクチャですとすると、それを使う方が変わっていく様が
激しすぎてついていけないというリスクがある。アーキテクトの一存とその実装方法にゆだねられてしまう。
かといって、アーキテクチャをがっちり決めすぎる(所謂BDUF(Big Design Upfront))と、今度は開発の
硬直化がみられ、柔軟にビジネスの変化(要件の変化)に対応できない可能性がある。
これらをプロジェクトの規模や要件で、きちんとバランシングできる感覚をもった人がアーキテクトとしては
すばらしい人なんだろうと考えてます。


で、標題の「Architect Also Implements」はアーキテクトも実装しろよって意味です。
平鍋さんのblogで出てきた言葉です。
これはRod Johnsonさんとお話する機会があったときにも言われた言葉です。
アーキテクトこそ、率先して実装しなくてはいけないのだ、と。
いま思い返せば、実践して検証してかないとそういうバランス感覚も磨かれないよってことだと取りました。


しかし興味深い話題なので、読んでみるといいとおもいます。