スイッチバック


スイッチバックというのをたまたまテレビで初めて見た。
急なこう配の山岳地帯の斜面を列車が登るために、緩やかな斜面をのぼり、途中で
進行方向を逆にする仕組み。面白いなあと思った。


ふと思った。
どんなものでも進化がある。急激な進化というのは非常に稀だ。
しかし緩やかな進化の過程のみでは、いつか進化が停滞しはじめる。
すると、ときおり今までと逆転の発想で進化がさらに継続される場合があり、
その中で善悪の概念・良い悪いの意識の差というのは常に起こる。
常識の置き場というのが変わるといえばいいんだろうか。常識というのはそれくらい
トリビアルなもので、常に揺り動かされる。
そうすると今まで悪いとされてきた事実・悪いとされてきた方法が突然次へ進むための
良手につながったりする。逆に旧来の良手が悪手、または古い手とされてしまい、次へ動くためには
切り捨てなくては行けない手だと認識されるようになる。その臨界点が確実にある。
スイッチバック


ふと自分の中でそれがスイッチバックのようだなと感じた。